タイ国鉄の東線、シラチャ駅から終点のチュクサメット(Chuk Samet)駅までの日帰り旅をしてきました。終点駅からはソンテウですぐの場所に静かなビーチが広がっていました。のんびりとした鉄道の旅の記録を紹介します。
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チュクサメット駅の場所を確認
チュクサメット駅はパタヤをさらに通り越して、ウタパオ空港も通り越して、サタヒップというエリアになります。
地図で沿線上を確認していったらかなりの距離。果たして何があるのか、何もないのか。期待に胸が膨らみます。
終点駅旅のきっかけ
シラチャで久しぶりに会った友達とカフェでお話ししていました。
その友達とは、一緒にシラチャのソンテウの全路線の終点を目指す計画を実行中の、いわば終点旅仲間とでも言いましょう。
ふとタイの列車の話題になって、終点ってすごいところにあるんだということで話がはずみました。
地図上では駅近にビーチがあるようだよ?さらには日帰りで無理なく帰ってこれる時間だよ?
これは行ってみるしかないということで翌週にさっそく実行しました。
シラチャ駅からスタート

のんびりした空気が流れるシラチャ駅から旅のスタート。駅にはバイタクやトゥクトゥクのおじさんたちが和気あいあいとおしゃべり。

窓口でチケットを購入します。
なんと驚異の14バーツ!1時間半乗るにしては安すぎやしませんか?

時刻表も確認。283(行き)と284(帰り)は毎日運航、997(行き)と998(帰り)は特急で土日のみ。
始発はバンコクのフアラポーン駅です。
土日の特急のチケットはこちらのサイトで事前に購入できるようです。

10:13を5分程過ぎて列車が到着しました。前回パタヤまで行ったときも、今回もあまり遅れず到着しました。
列車の中の様子

列車の中は、年季を感じるがかなり綺麗に保たれています。もちろんノーエアコン。
ちらっとトイレも見ましたが、かなり綺麗な方だと思います。洗面所もありました。
壁に付いているレトロなスイッチをつけて扇風機を回します。

パタヤを過ぎるとかなり自然あふれる感じ。
窓が全開で風が入ってくるので、午前中は結構涼しいです。途中チケットチェックがあるのですぐ出せるようにしておきます。
ちなみに、Ban Plu Ta Luang駅(だったかと)あたりで後ろの何車両かは切り離されるので、前の方の車両に座っておいた方がいいと思います。
終点駅からソンテウに乗る

定刻の11:45より5分遅れで終点駅に到着。なかなか飛ばしました。
チュクサメット駅は2023年に延伸され新しく作られた駅なので、大きくて綺麗です。(ソンテウに乗らねばとあわてて駅外観を撮り忘れ)

駅の前にはソンテウが1台だけ待っていて、トゥクトゥクやタクシーなどはいませんでした。
このソンテウは乗合で近くのビーチまで往復してくれます。往復40バーツで、列車が出る13:05までに駅に戻ってくれます。
駅の隣は海軍の巨大な施設のためソンテウの運転手も、なんと海軍の方。平日だけど、一緒にソンテウに乗る人は結構いました。

ソンテウの行先、帰る時間、列車に間に合うかは乗る前にしっかり確認が必要です。もし帰りの列車に乗れなかったらそう簡単には帰れません。。
Nang Ramビーチの様子

ソンテウで5分ほど移動すると、真っ青な海!綺麗な砂浜!
Nang Ramビーチという場所だそうで、すでに多くの人がビーチでくつろいでいました。
帰りのソンテウ出発時間をしっかり確認して、いざビーチへ。滞在時間は約50分。

行ったのは7月上旬でしたが、雨季でこの綺麗さ。ビーチも過ごしやすい。ビーチチェアも40バーツでレンタルできるようです。

何やら気になる建物がビーチに建っていたので、入ってみたら海軍のお土産ショップでした。


海軍関連のお土産物やマリングッズが売っています。驚くべきはその品揃え。エコバッグやリュック、キャップ、ピンバッジ、タンブラーなどなどの驚きの充実っぷり。
買うつもりなかったのに、ついついたくさん買ってしまいました。

駐車場側に行くと、レストランやカフェがずらっと並んでいます。タイ料理のみだったと思います。料理を頼む時間はないので、ライムスムージーのみ買いました。
残りの時間はビーチで座ってのんびり。列車に乗ってこんなところに来れるなんてな~と友達を話したり。
時間になったのでソンテウに戻ります。行きに乗っていた何人かは戻ってこなかったので泊まり?ソンテウ運転手の海軍のおじさんがとても優しくて、周辺の綺麗な海の写真を見せてくれました。
帰りの電車

13:05発の5分前に到着。皆で大急ぎでチケットを買い乗り込むとすぐ出発しました。

そして帰りのBan Plu Ta Luang駅にて、何やら停車しているなあと思ったら一番先頭の機関車がどこかに行ってしまいました。職員さんに聞いたらそのまま座っていて大丈夫とのこと。
しばらくすると、隣のレーンに並んでいた客車をくっつけて戻ってきました(写真上)。

行きはいなかったけど、帰りは車内販売がありました。タイのお菓子や串、冷たい飲み物など。

ビーチでお昼を食べる時間がなかったので串を2つ買いました。1本10THB。
午後になると風は入ってくるものの、車内は結構暑かったです。
各駅のスタンプと買ったもの

タイ国鉄の各駅にオリジナルのスタンプがあるようです。それに合わせてスタンプ手帳も売っているのですが、シラチャ駅でもチュクサメット駅でも売り切れと言われました。
写真は持参したノートにスタンプを押してもらったもの。シラチャ駅のスタンプデザイン凝ってて可愛いです。チュクサメット駅は海軍の船デザイン。

そしてビーチの海軍ショップで買ったもの。まさかの右上の貯金箱を買ってしまいました。190THB。
買うつもりなかったのに、気づけば目が離せなくなり購入。ステッカーやワッペンも可愛いです。
まとめ
平日の日中にシラチャから無理なく往復できる列車。ビーチ滞在時間は50分でしたが、雰囲気を感じるには十分。未開の地を開拓な気分で楽しかったです。終点駅の近くにビーチがあるっていいですね。
土日のみの特急はシラチャ駅からの出発が早い分、ビーチに長時間滞在できます。次は特急に乗ってみたいなあ。




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